■同窓会の設立にあたり

 2004年4月にスタートした東京理科大学 専門職大学院 総合科学技術経営研究科 総合科学技術経営専攻(以下、東京理科大MOT大学院)も早3年が経過しようとしている。その間、修了生ならびに現役生合わせて総勢約170名もの社会人が、各々の目的をもって飯田橋に集い、共に技術経営(以下、MOT)を学んできた。

 東京理科大MOT大学院においては、様々な年代や世代、業界や職域の多様かつ多才な社会人学生が大きな特徴であり、「理学の普及」を理念とする東京理科大学発祥の地において、技術や経営に造詣の深い教員の指導とともに、MOTを多面的に考える知の交流の場となっている。しかも、この3年足らずの歴史の中で、業種や職種を超えた異分野の仲間達によって、創造的な議論が展開されるユニークな暗黙知が自然と形成され、そこで学び修了した学生たちは、大学院で学んだ知識や経験を活かし、再びそれぞれの産業界で実践の道を歩み始めた。

 この度、私どもは、東京理科大MOT大学院の修了生ならびに現役生、そして東京理科大MOT大学院教職員を含む3者の交流組織である「東京理科大MOT大学院同窓会 創湧会」を立ち上げるにあたり、大学院修了後も生涯にわたり古きよき仲間と出会い、また新たな仲間と交流することはもとより、異と交わることのすばらしさを大切にしながら、多種多様な知と知が縦横無尽に、緩やかに、そして豊かに連携していく組織をめざしたいと考えている。つまり、「MOTで繋がる緩やかな交流と連携」が私たちの基本的な理念であり、このような交流や連携の場から発せられるエネルギーをもって、MOTの発展、普及を図っていくことが私たちの社会貢献と考える。

■同窓会設立までの経緯

 2005年の9月下旬、「東京理科大MOT大学院同窓会制度設計委員会」が東京理科大MOT大学院専攻会議(以下、専攻会議)の旗ふりで発足し、各ゼミより1名ずつ計6名の学生委員が参加し、担当教授とともに半年間、同窓会制度のあり方について様々な議論を重ねた。2005年末、担当教員がその結果を専攻会議へ答申した後、2006年2月末、「東京理科大学MOT大学院 総合科学技術経営研究科総合科学技術経営専攻 同窓会制度設計についての報告書」としてまとめられ、学生委員から全学生にも周知された。

 その後、その報告書を踏まえ、「MOT大学院同窓会制度設計委員会」を引き継ぐかたちで、2006年4月より修了生有志による「同窓会準備委員会」が発足。同窓会組織の設立へ向け具体的な作業をはじめることになった。  

 当初は修了生全体から公募で集まった7名で議論を重ねたものの、同窓会のフレームができあがるにつれ、修了生だけでなく同じ社会人である現役生を加え、さらに教職員も加えた3者の交流組織として設立しようとの機運が急に高まり、2006年12月、第1回目の現役生と同窓会準備委員会との意見交換会が実現した。その後、年を挟んで数回にわたり意見交換会を開催し、2007年1月末には、1、2、3期生合わせ16名の有志による新生・ 同窓会準備委員会が発足。毎週、毎回夜遅くまで会則案をはじめとする同窓会設立に関する提案書の策定作業を進めた。

 その間、修了生と現役生をどのような形で束ね、今後東京理科大MOT大学院とどのようにコラボレーションしていくか。東京理科大MOT大学院の修了生としてどのような同窓会がのぞましいか。また現役生に必要な同窓会組織とはどのような組織か等々、幾度となく熱い議論や意見交換を重ねた。その結果、様々な思いはあるものの数多くの発展的な意見を集約するなかで、私たちにとって必要な同窓会組織とは、同窓生どうしの交流はもとより、大学院修了後も修了生と現役生の垣根なく、教職員も一体となってお互いに研鑽し合い、交流そして連携していく組織、つまり「MOTで繋がる緩やかな交流と連携」にこそ私たちの目指すべき同窓会の形があるとの意見で一致をみた。

  東京理科大MOT大学院同窓会設立までの経緯は、以上の通りである。

2007年3月17日


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